感の鋭いあなたならお分かりかもしれません。一般的には人生で1番高い買い物は「家を買うこと」となるでしょう。つぎに「車を買うこと」「教育費を払うこと」でしょうか、答えは「保険」です。
Googleで保険と検索してみてください。7億もの検索結果が出ます。こう言ってはなんですが「アダルト」で4億ですから抽象的なものではなく、人生で必要なものなのでしょう。ちなみに「住宅」も7億の検索結果ではあります。
さて、それでは保険についてですが、よくあるのは見直し・資産形成・利率変動などタイプ別。とか
解約時にどれぐらい戻ってくるのかなどの払戻金タイプ別。とかですが、
私の場合、保険そのものについての考え方があります。
皆さんもぜひこれを機に考え方を変えてみてください。
目次
保険に入るうえで必要な考え方とNo.1保険
さきに答えをお教えします。ずばり「保険は入らない」これがおそらく正解です。
理由は3つ。
1つめ。保険のおばちゃんから言われた言葉が忘れられません。「お金持ちのひとは保険入らないですからね、貧乏なひとほど保険を選びがちです。」
2つめ。生命保険に入らなくても罰せられたりペナルティーは存在しないが、車の自賠責や車両保険未加入だとあきらかな「マイナス」や「リスク」が存在している。
3つめ。保険に入るお金があるのならせめて衣食住が完璧もしくはそれ相応になった後にする。
この社会や世の中で「営業」が必要な業種はほとんどだと思いますが、おおよそ目に見えないものを購入することはあまりありません。株や顧問料などはある一定のルールや紹介などのツールによってコントロールできますが、「保険」=未来のリスクを計算などできるはずはありません。わたしも営業の経験はありますが、そこにはあふれるほどの闇と情熱と偽善が介在しています。
それでは一概に保険は入らなくてもいいんだ。では解約しよう、もしくはまだ未加入のひとは入らないくても良いんだな。
ということではないのです。
ある一定の情報や知識を知ったうえで、例えば既婚者がいきなり「保険解約したから」という場面はおおよそスマートではありません。ある一定の収入(サラリー、インカム、キャピタル)から支払いの大きいものから順に知ったうえで、保険はこのレベルで取り扱うべきものなのだと、ぜひ認識してもらいたいと思っています。ちなみに、わたしの日本語記述がおかしいと自覚はしておりますが、理由は2つあり、ひとつは海外子女*NYである点と、ひとつはあまり賢くない。どうぞお手柔らかにお願いします。
それでは生命保険そのものから学んでいきます。
保険はおもに死亡保障として加入し、日本では1億8700万件の契約数・850兆円の売り上げがあります。
また年間の新規契約数は、2000万件・50兆円の売り上げがあります。
保険の分野としては、死亡保障以外に第三分野と呼ばれる医療保障給付(入院給付、手術給付)、
生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付)、保険料払込免除給付などそのサービスは増えています。
ここで保険会社の資産・売り上げ・利益などを見ていきます。
保険会社側はわたしたち個人の保険を売り上げあるいは資産とみなしています。いや、そうでしょう。
新規営業成績別では
1位・・・医療保険
2位・・・その他保険
3位・・・定期保険
4位・・・終身保険
5位・・・ガン保険
6位・・・養老保険
7位・・・変額保険
また、保有売り上げ契約件数では
1位・・・医療保険
2位・・・終身保険
3位・・・定期保険
4位・・・ガン保険
5位・・・その他保険
6位・・・定期付終身保険
7位・・・こども保険
また、解約・失効件数および割合は
50万件・5.8%となっています。
個人・団体保険などさまざまな種別・切り口はありますが、おおよそ上記を把握したうえで、
保険会社の収益・利益は
収益47兆円-費用44兆円=利益3兆円
となっています。
シンプルに考えますと、月4,700円ほどの保険料で何かあることが多く月4,300円払い戻しがあり、月300円ほど費用として発生している。そんな人が平均値になってきます。もちろん資産運用型をされたり、保険会社は普通の株式会社、利益団体ではなく、相互会社や保険持株会社を介したりしていますので売上や収益を一般論では表現しずらいですが、ここでは「保険に入るうえで必要な考え方」を身につけていくことを通して、生活水準を上げていくことが目的ですので、あえてシンプルに基本を強引に記述していきます。
保険料の見直しそのもの
それでは現在保険に入られている方はその契約書や設計書・提案書をご用意いただき、
また、わたしのご用意する保険として「A3用紙」を1枚ご用意ください。
A1・・・ニッセイみらいのカタチ
経過年 | 契約年齢 | 年間保険料(万) | 累計保険料 | 解約払戻金 | 死亡保険金 |
1 | 48 | 28 | 170 | 30 | 1,100 |
2 | 49 | 28 | 199 | 32 | 1,100 |
3 | 50 | 28 | 228 | 36 | 1,100 |
4 | 51 | 28 | 256 | 39 | 1,100 |
5 | 52 | 33 | 285 | 41 | 1,100 |
6 | 53 | 33 | 318 | 43 | 1,100 |
7 | 54 | 33 | 351 | 47 | 1,100 |
8 | 55 | 33 | 385 | 50 | 1,100 |
9 | 56 | 33 | 418 | 52 | 1,100 |
10 | 57 | 33 | 451 | 53 | 1,100 |
11 | 58 | 33 | 485 | 53 | 1,100 |
12 | 59 | 33 | 518 | 51 | 1,100 |
13 | 60 | 33 | 552 | 48 | 1,100 |
14 | 61 | 32 | 584 | 43 | 1,100 |
15 | 62 | 32 | 617 | 37 | 1,100 |
16 | 63 | 32 | 650 | 27 | 1,100 |
17 | 64 | 32 | 683 | 15 | 1,100 |
18 | 65 | 32 | 716 | 0 | 1,100 |
19 | 67 | 0 | 10 | 0 | |
20 | 68 | 0 | 10 | 0 | |
- 3大疾病(ガン・心筋梗塞・脳卒中)または死亡・・・500万円*一時金
- 身体障害状態・・・300万円
- 要介護状態・・・300万円
骨折・関節脱臼・腱の断裂で治療10万円
入院・手術・・・1回2万5千円、日額5千円
ポイントとしては
払戻ゼロ・・・65歳となるときには解約払戻金が0ゼロ、死亡保険金が0ゼロになることです。
53歳から高くなる・・・保険料はもともと高いですが53歳から高続きします。
52歳で更新型保険契約の更新満了・・・52-53歳からリスク上昇するシュミレーション
A2・・・アクサの資産形成の変額保険
経過年 | 契約年齢 | 年間保険料(万) | 累計保険料 | 解約払戻金 | 死亡保険金 |
1 | 50 | 6 | 6 | 1 | 206 |
2 | 51 | 6 | 12 | 6 | 206 |
3 | 52 | 6 | 18 | 12 | 206 |
4 | 53 | 6 | 24 | 17 | 206 |
5 | 54 | 6 | 30 | 24 | 206 |
6 | 55 | 6 | 36 | 30 | 206 |
7 | 56 | 6 | 42 | 37 | 206 |
8 | 57 | 6 | 48 | 44 | 206 |
9 | 58 | 6 | 54 | 52 | 206 |
10 | 59 | 6 | 60 | 60 | 206 |
11 | 60 | 6 | 66 | 67 | 206 |
12 | 61 | 6 | 72 | 76 | 206 |
13 | 62 | 6 | 78 | 85 | 206 |
14 | 63 | 6 | 84 | 94 | 206 |
15 | 64 | 6 | 90 | 104 | 206 |
16 | 65 | 6 | 96 | 114 | 206 |
17 | 66 | 6 | 102 | 125 | 206 |
18 | 67 | 6 | 108 | 137 | 206 |
19 | 68 | 6 | 114 | 150 | 206 |
20 | 69 | 6 | 120 | 163 | 206 |
- 運用実績ごとの解約時の払い戻し金になる・・・サンプルは6%の場合でおよそ最大数値のケース
- 3大疾病(ガン・心筋梗塞・脳卒中)はもらえない
- 将来に向けた資金準備をするタイプ
ポイントとしては
ドル換算は不親切・・・外資系の場合、ドル表記するものが非常に多いのでそういった会社はやめる。
解約払戻金を考える必要があるのか・・・解約払戻金が多いものを選択したいなら、保険そのものは入らない方が良い。
運用型保険の意味・・・運用そのものは保険会社が行わない。つまり厳密に言うと外部委託している。
A3・・・自分の人生設計をしてみる
経過年 | 契約年齢 | 年間所得高(万) | 累計所得高 | 解約払戻金 | 死亡遺産 |
1 | 20 | 300 | 300 | 0 | 0 |
2 | 21 | 300 | 600 | 0 | 0 |
3 | 22 | 360 | 960 | 0 | 0 |
4 | 23 | 360 | 1,320 | 0 | 0 |
5 | 24 | 360 | 1,680 | 0 | 0 |
6 | 25 | 600 | 2,280 | 0 | 0 |
7 | 26 | 600 | 2,880 | 0 | 0 |
8 | 27 | 600 | 3,480 | 0 | 0 |
9 | 28 | 1,400 | 4,880 | 0 | 0 |
10 | 29 | 1,400 | 6,280 | 0 | 0 |
11 | 30 | 180 | 6,460 | 0 | 0 |
12 | 31 | 180 | 6,640 | 0 | 0 |
13 | 32 | 600 | 7,240 | 0 | 0 |
14 | 33 | 840 | 8,080 | 0 | 0 |
15 | 34 | 1,200 | 9,280 | 0 | 100 |
16 | 35 | 3,600 | 12,880 | 0 | 200 |
17 | 36 | 6,000 | 18,880 | 5,000 | 50,000 |
18 | 37 | 6,000 | 24,880 | 5,000 | 50,000 |
19 | 38 | 6,000 | 30,880 | 5,000 | 50,000 |
20 | 39 | 6,000 | 36,880 | 5,000 | 50,000 |
保険とは人生の生き方そのもので良いと思います。
つまり、若くして国家公務につき日本国の国力に尽力されているかたは一般保険へは加入されずに公務員としての福利厚生、待遇制度を利用されることが多いでしょう。現役で大学進学-22歳から55歳まで同一企業でお勤めされている方はその会社推奨の保険、しかし昨今は401kなどご自身で運用商品を選択することが多いでしょう。起業されたかたは国民年金保険・厚生年金保険でさえも一時支払い能力が欠損されたかたも多いでしょう。
さて、さきほどご用意いただいたA3用紙について記述していきます。
1.白紙のA3用紙の中心に自分の名前を書く・・・年齢や出身、イメージできるアイコンなどもあればなお良い。
2.下に配偶者や扶養家族がいる場合は名前を書く・・・独身であっても理想の人や子をイメージして書く。
3.右に欲しいものを書く・・・家・車・ペット・ビル・自転車・ボートなど。
4.一番右に会社をイメージして書く・・・どんな職場でも良いと思います。球場・競技場・ストア・YouTubeなど。
5.自分の家族のしたに、それらを実現する給与額を書く・・・だいたいで良いと思います。
6.左上には衣食住のイメージをあれば書く
7.左下には光熱水費などだいたいの金額を書く
8.ご自身でやり残すことがないように余白を埋めてみてください。
おつかれさまでした。
いかがでしたでしょうか。おおよそ「保険に入るうえで必要な考え方とNo.1保険」とは違ったかもしれません。
しかし、保険そのものはわたしたちの心の不安が形となり、やがてそれをビジネスとして成立されてきた歴史があります。
現在のわたしたち身の回りにはたくさんの税務制度があります。社会保険は一般的に企業と従業員あわせて報酬額の15%程度がかかっていたり、雇用保険や固定資産税、地方税など多岐に渡ります。否定も肯定もここでは記述しませんが、保険=税金と考えて間違いなさそうです。
A3に自分の人生の設計をしたときに、思ったよりやりたいことや夢のようなものが少ないように感じないでしょうか。
いや、あまりにも紙に書き切れないよ。という方は羨ましい限りです。
わたしの場合はありふれていますが、大きな家・いい車・素敵な家族・立派な会社・贅沢な趣味などそのあたりまで。でした。
ここより先に、社会奉仕や次世代への活動・ボランティア・公共性のあるものなどに尽力できたら本望でしょう。
保険から見えてくる人生設計
わたしは現在、自分でつくりだしたものに囲まれては生活していません。10代から20代、30代、40代…年齢は公表しておりませんが、いままで選択したモノや環境と捨ててしまったモノや失ってしまったモノや環境に囲まれて生活しています。
芸術品や自然に存在するものに感謝しながら、まとめていきたいと思います。
人生で1番高い買い物は「家を買うこと」これについてはまた機会がありましたら記述しますが、
その次の2番目に高い買い物「保険」を見直すことは、すべての税金を見直すこととあまり変わりありません。
つまり、現在支払っている税金である
- 健康保険料
- 介護保険料
- 厚生年金保険
- 雇用保険料
- 所得税
- 住民税
一般的には上記税金一式と
- ふるさと納税額
- 復興特別所得税
- 事業税
- 消費税
- 酒・たばこ・石油・関税など
- 地方消費税・ゴルフ場利用・入湯・自動車税など
- 不動産所得・固定資産税
- 相続・登録免許・印紙税
これらすべて、だいたいで良いと思われますが把握してしまうと生命保険そのものはあまり人生そのものの比重としては大きくないことがわかりますよね。
理想論ですが、「所得税が今より2倍払えるように見直す」無責任のような文章ですが、
実際にはこの選択がリスクが最も少なく、賢くいきながら、周りや自分も得が多く残ることになるかもしれません。つづく…